解熱剤の使い方
- 38.5度以上で、つらそうにしている時に使いましょう。
- 高熱でも元気そうなら使わず様子をみましょう。
- 眠っている子を起こしてまで使う必要はありません。
- 間隔は、6時間以上あけましょう。
解熱剤の坐薬と飲み薬は効き目は同じです。吐く子には坐薬を、下痢のときは飲み薬を使いましょう。こどもの解熱剤には、アセトアミノフェンまたはイブプロフェンが安全です。これ以外の解熱剤は使わないようにしましょう。
抗生剤の使い方
抗生物質は、細菌感染による病気には効果がありますが、ウイルス感染には効果がありません。ふつうのかぜはウイルスが原因なので、抗生物質は効きません。ふつうのかぜのときに、抗生物質を飲むのはよくありません。効果がないばかりか体の中の菌のバランスが崩れたり、耐性菌ができて、かえって体の害になることがあります。細菌感染で、抗生物質を処方されたら、最後まできちんと飲みましょう。解熱したからといって、途中でやめてはいけません。途中でやめると再発することがあります。前回処方された抗生物質をとっておいて、次の病気のときに飲ませるのはよくありません。菌が消えて正しい診断ができなくなることがあります。
お薬の飲ませ方
【乳児】
シロップはそのまま飲ませます。粉薬は少量の湯ざましで溶いて上あごやほっぺに塗りつけます。 ミルクに混ぜると、味が変わって全部飲まなかったり、ミルク嫌いになったりするので注意しましょう。
【幼児】
シロップも粉薬もなるべくそのまま与える習慣をつけましょう。薬を嫌がるときは、 こどもが納得すればどのような方法で与えてもかまいません。
*アイスクリーム・プリン・ヨーグルトなどに混ぜると、苦味がやわらぎます。
*スポーツドリンクやジュースに混ぜると、苦味が増すことがあります。
*粉薬を水で練っておだんごにして、その上からクリープなど甘味のあるものをふりかけるのもよいでしょう。
食後は満腹で飲まないことが多いので、授乳直前や食前に飲ませるようにしましょう。
受付時間
【受付時間】午前8:30~11:30 午後4:30~6:30
【休診日】 土曜日の午後 日曜日・祝祭日